ロンドンには中央駅というものが存在しません
中心部を囲むように14のターミナル駅が点在し
チューブ(地下鉄)がその駅間を結んでいます
(ブラックフライアーズ駅は除く)
そのターミナル駅から
郊外への路線が放射状に複雑に伸びています
この写真は14あるターミナル駅の一つ
カノン・ストリート駅
ロンドン南東部への発着駅です
そしてその複雑さといったら
東京の比ではありません
特にロンドン南部は路線が複雑に入り組んで
さすが鉄道発祥の国だと実感します
またロンドンの北と南では電化方式が異なり
南の方は第三軌条方式のため
架線がなくレールに平行してその外側に
碍子を介しています
そのためか電車はギーギーと音をたてます
窓の外に目をやれば
歴史を感じさせる古びたレンガの塀や高架橋
電車は落書きだらけの旧式のコンパートメント
(少なくなってきましたが)
日本のみなさんは否定的な意見が大多数ですが
私はそんな音と古びた電車からの車景に
なんともいえない魅力を感じてしまいます
朝以外ならトラベルカードでも利用できるので
中心部からタワー・ブリッジ観光に行く場合
チャリング・クロス駅からロンドン・ブリッジ駅まで
地下鉄の代わりに利用してみてはいかがですか