北ヨークムーアズ国立公園
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 夏のアルプスをハイキングしたり、北ヨーロッパの荒野を走ると、紫色をしたヒース(日本ではエリカという名前で、お花屋さんで、よく売られています)を、よく見かけます。特に8月から9月上旬にかけてのイギリスで、ムアMoorという酸性土壌の泥炭地を走ると、一面に広がる、ヒースの大群生を見ることができます。我々が紅葉で秋の到来を感じるのと同様に、イギリス人にとってこのヒースは、夏の終わりを意味する、イギリス特有の風物詩とでも云えるでしょう。  過去50年間で、ヒースの群生地は大幅に減少してしまいましたが、有名所では、エクスムーアExmoor、ダートムーアDartmoor、ダーク・ピークDark Peak、日本人にお馴染みのハワースHaworth周辺のムア地帯、ウェールズやスコットランドの山間部、そして北ヨーク・ムーアズ国立公園North York Moors N.P.などでヒースの群生を見ることができます。もしかしたら、ロンドン・ヒースローHeath・row空港も、その昔、ヒースに覆われていた場所だったのかもしれません。その中でも一際凄いのが、ココ「北ヨーク・ムーアズ国立公園」です。右を見ても左を見ても、どこまで走っても、ヒース、ヒース、ヒースです!光線状態が悪いので写真に撮影しませんでしたが、写真の左側と後側は、地平線の彼方まで続くヒースの荒野になっています。こんなところを走っていると、ここは地球上ではなく、どこか異星の惑星の紫色をした海原を彷徨っている気分にさえなります。参考までにヒースとは、こんなヤツが一面に群生しています。  なお私は今まで、ヒースHeathとヘザーHeatherとエリカEricaの違いがよくわからないので、ヒースは南イングランドやウェールズでの呼び方。ヘザーはイングランド北部やスコットランドでの呼び方。エリカは他のヨーロッパやアジアのものと勝手に思い込んでいましたが、気になったので珍しくネット上で調べてみたら、ヒースは春に咲いて、ヘザーは夏に開花するもの。とか、ヒース=エリカ、ヘザー=カルーナ。とか、英語ページでは、ムアに咲くヘザーやハニエリシダ(スコットランドでよく見かけるセイタカアワダチソウみたいな黄色い花をつける草)などを総称してヒースと呼ぶ。とか、いろいろあって、よく判りませんでした。どなたか植物相やイギリスに詳しい方がおられましたら、教えてください。
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